序章 始まり

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その後二人はダウンタウンへと来た。 どうのようにして国から出るかと言うと、ダウンタウン(地下にある)には、門の外に繋がる道があるのだ。 この道はダウンタウンに住む者しか知らない。 マリカ「言ってはみたんだけれど、本当に大丈夫なんですか? 完全閉鎖されたここから出るなんて…」 ケイタ「まかせなって! それよりさ、敬語で話すのとケイタさんってのやめてくれない? なんかやりにくいんだよな。」 マリカ「よかった。 あたしもそう思ってた所なんだー!」 ケイタ「うん! 話しやすくなったよ! じゃあ、出発しようぜ。 ついてきて!」 そう言いケイタとマリカは、ダウンタウンの奥にある暗い通路に入って行った。 ケイタ「すべりやすいから気を…… ツルッ マリカ「キャッ!!」 マリカ「いてて…」 と言ったそばから派手に転んだ。 ケイタ「ははっ! 案外鈍臭いんだな!!」 マリカ「………!」 と楽しげにしばらく歩いた。 そして10分ぐらい経った頃…。 突然ケイタは立ち止まり言った。 ケイタ「ここなら誰にも聞かれない。 訳を説明してくれよ」 マリカ「うん」 そしてマリカは、小さな声でゆっくりと話し始めた。
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