序章 始まり

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話は10分で済む所、ケイタが馬鹿だという事に途中で気付いたマリカは、丁寧に説明したため20分程かかった。 話の内容は… マリカは精霊使いである事。 そしてエデン教の本当の目的のため、精霊使いは邪魔とされ教会が狙っているという事。 その本当の目的とは、最悪…世界滅亡の可能性まであるもので、マリカはそれを阻止するために故郷から旅をしてきたのだという。 しかし、正体極秘のはずが故郷を出て早々暴かれてしまい、阻止どころかただ逃げ回るだけとなってしまったのだ。 そして逃げ回った結果…今日に繋がった訳である。 ケイタ「そうなのか。 用するに…マリカはエデン教に命を狙われていて、それを阻止するためにエデン教をやっつけようって事だな!!!」 マリカ「………………。」 これ以上ない程優しく説明したマリカだったが、ある意味その上をいく頭脳を持ったケイタに言葉を失った。 マリカ「まぁ…。 ……そういう事だね。」 ケイタ「なんだが難しい話だったけど、俺はとりあえずマリカを逃がせばいいんだな! じゃあ行こうぜ!」 マリカ「うん!!」 とは簡単に言ったはもの、ここから彼の運命は大きく変わっていくのであった……。
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