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一方、火の神殿
ディンは汗を垂れ流しながら、火の神殿の近くに腰をかけていた。
ディン「困ったな…。
魔物なんで全然いねーじゃねーか。」
と一人で呟き、ボーッとしていた。
その時…
??「おい!!
そこの小僧!!
一体そこで何をしている!?」
ディン「何って…。
仕事だけど…。」
そう言ってディンは、相手の服装をチラッと見た。
服装的にエデン教だという事がわかった。年齢は50代程度のおっさんだ。
??「仕事だと?
一体何の?」
ディン「魔物退治。」
??「怪しいな……。
そう嘘をつき、火の神殿に侵入しようとする輩は何人もいるからな…。」
ディン「はい、証明書。」
とディンは、胸ポケットから仕事中だという証明書を出し、提示した。
??「………仕方ない……。
仕事を続けろ……。」
ディン「あんた、ここの警備員か何か?」
警備員「いかにも…。
この神殿に許可なく入る事を許さないため、配属されたのだ。」
ディン「ふーん。」
警備員「普段は、後数人警備に居るのだがな…。
今日はガラージュに、エデン教指名手配者が逃げ込んでるとの事でそちらの助太刀に行った。」
ディン「へー。
ヤバい奴なんだろうな。
ところでおっさん…。」
警備員「おっさんだと?
私は年齢的にはおじいさんだ。」
ディン「そっちかよ…。
間違っちゃないけどよ……
で、おじいさん…?
この辺に魔物が多く出るって聞いたけど?」
警備員「確かに出る。
ただしそれは夜だけの話だ。
魔物退治といってももし、その魔物達を退治の仕事ならやめておいた方がいいぞ?」
ディン「なんで?」
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