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ハァ ハァ ハァ
マリカ「何とか、ガラージュ帝国に…。
早く人混みに紛れないと……。」
マリカはフラフラで、何とかガラージュ帝国に逃げる事へ成功した。
…だが、マリカは気付いてなかった。
ガラージュ帝国に逃げる事に感づかれ、その上、そこへ誘い出された事も…。
ケイタ「いらっしゃい!!いらっしゃい!!
今日はどんな依頼も引き受けるよ~!!
それに依頼金は通常の半分!!」
とケイタは先程からずっと店前で宣伝している。
が、客は一人もつかまらず、虚しいだけだった。
一方のディンは、店の中で、片付けをしたり店の作業をしていた。
マリカ「……だめ……。
もう意識が……。」
マリカの意識は完全に飛んでいたが、ここで倒れれば捕まるだけだ。という思いで、足が勝手に動いていた。
その足は、何とか人の多い市場までたどり着く事が出来た。
ディン「ケイタ、まだ朝だ。
そんなに宣伝しなくても、看板出しとけば昼頃にはまた2~3人来るよ。」
ディンはまだ朝にも関わらず、宣伝を続けるケイタに無意味だと感じ、店の中へ入る事を勧めた。
ケイタ「そうなのか?
わかった。
そうするよ。」
そしてケイタは店の中へと入った。
ガチャ カラン カランそのやり取りを聞いて意図的なのか運命に導かれ本能的にか、マリカの足は、何でも屋と大きく書かれた、店へと進んで行った。
そして…
ガチャ カラン カラン
ケイタ「いらっしゃいっ!!」
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