†第Ⅰ話†

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「うぉ~~~~~!」 ここはヒエラル地方。 イッシュ地方の北にあり、自然が多く残っていて、多種多様なポケモンが生息する地方だ。 そのヒエラル地方の最北端にあるアゲロスタウンの朝を少女が走っていた。 少女の名前はエノク、年齢は12歳。 彼女は今日、ポケモントレーナーになるべく、この町の研究所に住むトビト博士に、最初のパートナーとなるポケモンを貰う予定なのだが…… 「ち~こ~く~だ~!」 ……という訳で、ただ今絶賛爆走中なのだ。 (ヤバイ ヤバイ ヤバイ! トレーナーになる大切な日に寝坊だなんて! もし遅刻したらヨベルになんて言われるか……。絶対に遅刻する訳にはいかない!) エノクが走り続けていると、<トビト研究所>と書かれた看板がかかった建物が見えた。 (ヨシ! このまま行けば間に合う!) エノクはスピードを上げて……
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