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「フム、質問はこれくらいで良いかな? では、最初のパートナーを選んでくれ」
トビト博士は台の前から退き、
近くのイスに座った。
エノクとヨベルは同時に向かいあった。
「エノクさんは何を選ぶの?」
「え、アタシはミジュマルを選ぶ気だけど、もしかしてヨベルも?」
「いえ、私はツタージャを」
「へぇ、意外だね。ヨベルもミジュマルだと思ったのに」
「エノクさんがポカブを選んだら、ミジュマルでしたよ」
「……それってもしかして、アタシの選んだのと苦手なタイプを選んでる?」
「あら、もしかしてもなにも、勿論そうですよ」
「何故!?」
「何故って、エノクさんを叩き潰したいからに決まってます」
「なんで決まってるの!
まぁいいや、折角もらったんだからバトルしよ。叩き潰せるものならやってみろ!」
エノクはヨベルにビシッと指をさした。
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