†第Ⅰ話†

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「フム、質問はこれくらいで良いかな? では、最初のパートナーを選んでくれ」 トビト博士は台の前から退き、 近くのイスに座った。 エノクとヨベルは同時に向かいあった。 「エノクさんは何を選ぶの?」 「え、アタシはミジュマルを選ぶ気だけど、もしかしてヨベルも?」 「いえ、私はツタージャを」 「へぇ、意外だね。ヨベルもミジュマルだと思ったのに」 「エノクさんがポカブを選んだら、ミジュマルでしたよ」 「……それってもしかして、アタシの選んだのと苦手なタイプを選んでる?」 「あら、もしかしてもなにも、勿論そうですよ」 「何故!?」 「何故って、エノクさんを叩き潰したいからに決まってます」 「なんで決まってるの! まぁいいや、折角もらったんだからバトルしよ。叩き潰せるものならやってみろ!」 エノクはヨベルにビシッと指をさした。
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