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「……」
「だから暫くは、バトルをするたびにポケモン図鑑を開く事を……」
エノクはトウエンの言葉は耳に入っていなかった。
それよりエノクは昨日研究所での事を思いだしていた。
(確か昨日、遅刻しそうになって、それで急いでいるあまりドアを飛び蹴りで破壊し、それをトビト博士とヨベルで応急処置して、それからトビト博士からポケモンを貰って、そしてヨベルは出ていって私はトビト博士にドアに飛び蹴りをした事に対して説教をされて、それから私も研究所を……)
「……おーい、聞いてるか?」
エノクの態度に不審を覚えたトウエンは、エノクの顔の前で手を振ったりしていたが、エノクはピクリとも反応しないため、肩を揺すろうと手を肩に乗せようすると、
「あぁーーーーーーーー!」
とエノクが急に叫んだ。
「っっっっ! どうした急に。と言うより時間帯を考えろよ、今はまだ朝だぞ!」
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