日常情景A

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(アイツ、なんで、礼なんか言ったんだ?) セミが五月蝿い昼だった これが僕たちの日常。 いつまでも続くものではないと、わかっているが、その終わりはまだ見えない。 少なくともこの日常が1ヶ月たらずで崩壊するとは誰も考えないだろう。 僕は後悔していない。 その時何をしたって結果は変わらなかった。 そうなるのは、すでに予定に組み込まれいることだった。
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