第2章

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翔たちが243号室で昼食を食べている同時刻 学園のある一室では 「これで計画が実行出来る」 部屋には5人座っている 「実行の時期はいかがなさいますか?」 「魔闘祭だ」 「成る程、それまでは自由なんでしょ?」 「ああ、各自で準備していろ」 「私は帰るね」 この女はそう言うと席を立ち部屋を後にする 「他の者も帰って構わないぞ」 「言われずとも」 「…………」 残った4人の内2人が部屋から出て行く 「よろしかったのですか?」 「今は自由にしておけばいい、いずれ働いてもらうからな」 この男も部屋を後にする 「末恐ろしい人だ」 部屋にはこの呟きだけが虚しく木霊する
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