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「ねぇジェイド!」
「い、いきなり呼び捨てか……」
ジェイドは露骨に嫌そうな顔をアリスに向ける。
「別にいいでしょ? それよりさ、あんた……なんで逃げてるの?」
アリスの質問に、明らかに表情が変わるジェイド。
「な、なんの事だかさっぱり……」
眼を泳がせながらしらをきるジェイド。が、アリスはそれを許さない。
「人の部屋の窓割って侵入して来て、『匿ってくれ』なんて明らかに追われてる人の台詞でしょうが!!」
アリスは怒りをあらわにしながら隣の部屋を指差す。
ジェイドの人の迷惑を考えない突撃により、風がこれでもか! というぐらい入って来ている。
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