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「それとも何? まさかここまでしてもらっといて関係ないとでも言うつもり?」
「…………」
アリスの問いにも、そっぽを向いたまま頑として口を割ろうとしないジェイド。
「ま、それでもいいけど……人、呼ぶわよ?」
「!?」
アリスの狡猾な脅しにジェイドはあわてふためく。
それを見てアリスは勝ち誇った笑みを浮かべる。
「わ、わーったよ。言えばいいんだろ言えば!」
「やた!! で、なんで逃げてたね!?」
おもちゃを心待ちにしている子供のように無邪気な笑顔をするアリス。
対称的にジェイドは焦ったように何かを考えてた。
そして少しの間を空けて話し出す。
「り、林檎泥棒だよ!!」
「……はぁ?」
白けた空気で部屋全体が満たされた。
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