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「……はい?」
ジェイドはアリスの声が小さすぎて聞き取れていなかった。
それにまた腹が立ち、アリスは足元の皿を投げ付けた。
「泊まりなさいって言ったのよ!! 今出てったら危ないんでしょ!?」
「うん……いや、でもいいのか!?」
アリスはまた一つ皿を投げる。
「よくないけど……よくないけどいいのよ! よくわかんないけどいいの!!」
「なんだそりゃ……」
ジェイドは困惑し、苦笑いのような表情をする。
飛んでくる皿をキャッチするのも上手くなった。
「私が1番わかんないんだから聞くな馬鹿!! 今までならこんなこと考えられなかったのに……」
アリスは顔を真っ赤にしながらゔーっと唸る。
「じゃあ本当に泊めてもらっても……?」
「いいわよ!!」
ジェイド、お泊り決定。
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