143人が本棚に入れています
本棚に追加
「しかし……泊めて貰うからってこれはキッツイな」
中腰の姿勢で床に散乱する皿の破片を片していくジェイド。
「文句言わないの! 破片拾い終わったら私も手伝うから」
アリスはヌイグルミを抱き抱え、ベッドに避難している。
女の子の足は柔らかいから傷付くからだとかで、先に危ない物を掃除してもらっている。
「へいへい……これでラストっと!」
ジェイドは最後の破片を後方のゴミ箱を狙って投げる。
だが無駄なスキルというか、ジェイドは素晴らしいまでのノーコンぶりを発揮し、破片はゴミ箱の遥か上を素通りしていく。
「アリスあっそびーましょー!! っていだぁ!?」
突然部屋に入って来た少女の額を破片が直撃した。
最初のコメントを投稿しよう!