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「ちっちゃいとか馬鹿とか言うなー!! 私ナイーブなんだからね!」
少女は頭をぶつけた時とはまた違う涙を見せていた。
「マジ泣きしてる……」
「この子は基本こんな感じよ」
アリスは疲れた表情をしながら、泣きじゃくる少女の頭を撫でる。
すると、少女は可愛らしい八重歯を見せながら笑う。
「えへへー! えーっと……そこの君!!」
少女はズビシッと鋭くジェイドを指を指す。
少女の異様なテンションの高さに、ジェイドは戸惑いの表情をみせる。
「な、なんだ……?」
「私はレイ=ゴッデス! 君の名前、年齢、性別、アリスの何なのかを答えなさい!!」
面接のようなレイの問いに、戸惑い、困惑を超えて、リアクションすらとれなくなっていた。
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