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「えっとね……レイは初対面の人にあだ名を付ける癖があるのよ」
ね! っとアリスはレイの頭に手を置く。
「よろしくジェイ君!!」
ニコニコしながら親指を立てるレイに、ジェイドはあだ名を受け入れないわけにもいかず、
「よろしくレイ……」
泣く泣く折れてしまうジェイドだった。
「じゃあ友達の印に……ギュー!!」
レイは床に散乱している物をぴょんぴょん避けながらジェイドに近づいてくいくと、ジェイドの背中に手を廻して抱きしめた。
「な、えっ? なにっ!?」
レイはジェイドの胸に埋めていた顔を上げると
「これでジェイ君もレイの友達だよっ!!」
レイの汚れのない笑った顔は、ジェイドには眩しい程に輝いていた。
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