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いやいやいやいや!!ないないない!!
今日会ったばっかの素性の知れない男と同じベッド? ムーリーだって!
そりゃ女顔だし華奢だしさっきの顔もめちゃめちゃ可愛かったけども!!
どストライクだったけども!!
私男苦手だし、そんなの……
アリスが一人妄想の世界で暴走をしまくっている間に、ジェイドは既に布団の中へと入り込んでいた。
「やっぱしコレいい……」
布団を抱きしめてコロンと丸くなるジェイド。
ゆっくりと、ゆっくりと瞼が落ちてくる――
―数分後―
「やっぱり駄目……ジェイドにはソファーで――ってもう寝てるし……」
アリスは今日何度目になるかもわからないため息をついた。
ジェイドが来てからの数時間で何日も過ごしたような気がしてくる。
こんなに疲れたのは生まれて初めて。でも……こんなに楽しいのも初めてだった。
「もぅ……」
アリスも布団へと潜る。
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