かたり、

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  血で汚れた体を綺麗にしてスッキリした私は、さっき脱いだ服を再び着て、タオルで濡れた髪をグシャグシャに乾かしながらリアスのいる部屋へと戻る。 そっと音をたてないようにドアを開けると、案の定、リアスはタオルを体にかけたまま椅子に体を預けて小さな寝息をたてていた。 さっき、私がそのまま置いておいた器は片付けてあり、釜戸の火はさっきみたいな強い火ではなく、淡く暖かな光でリアスを照らしていた。 ほんと、可愛いなぁ。 この家にはベッドとか布団とか便利なものはなく、普通は椅子に座ったまま寝る。 今日みたいな寒い日はタオルとかかけたり、釜戸のを焚いたまま。 自分も体を休めようと、毎晩寝る前に飲んでる白くて甘いアルコールの強いモノをグビッと飲み、電気を消してから椅子に再び体を沈めた。 夜の冷たい空気が体に障らないようにタオルをかけて。 ちらりとリアスの方を見て、おやすみと小さく呟いて背中を向ける。 しばらくうとうとしていたのだが、疲労と眠気に誘われて夢の中へと沈んでいった…。  
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