ⅩⅢ

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   三人の生活は緩やかに過ぎていく  勇人が病気の時は二人で必死に看病してくれた  ケイトとサラはなにかあればケンカしていたが、勇人の仲裁によって直ぐに忘れる事が出来た  月日は過ぎて行く  それは暑い夏の出来事だった  その日は朝から暑かった  寝苦しさで目を覚ました勇人は何か胸騒ぎがしてならなかった  台所へ行くと、サラやケイトの姿がない  サラの症状は日毎に悪くなっていた  勇人の名前やケイトの名前すらわからなくなっていた
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