ⅩⅢ

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   もしかして!  勇人は、焦っていた  サラが一人で外に出たのではないか?  それを探しにケイトも・・・・  急いで行かなきゃと、靴に履き替えた時、ケイトの部屋からサラの声が聞こえた  サラは必死に勇人の名前を呼んでいた  ケイトの部屋に入ると、ベッドの横で泣いているサラがいた  ケイトは眠ったままだった  勇人がここへ来て半年程経った頃だった  昨晩のシチューを食べ、旨い旨いと喋ったのが、勇人とケイトの最後の会話だった
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