ⅩⅢ

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   ケイトのいなくなった部屋は静かだった  家族が島に着いた時には、サラもいつもの様に勇人の名前を忘れてしまっていた  「ここでお世話になっています・・・・」  そう簡単に挨拶を済ました勇人は、これからどうしたらいいのかわからないでいた  ケイトの家族たちは、サラも一緒に島を出たら?と言ってくれた  『ここは私達の家なの。ここからは離れたくないの・・・・・』  サラは泣きながらも出ていくのを拒んだ  家族は名前もわからない青年にサラを預けるか悩んでいた
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