ⅩⅢ

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   勇人はサラと一緒にお願いした  サラとケイトを離さないでやってください  ケイトは常日頃口癖の様に言っていた事がある  『私がしんだら、この島に埋めてちょうだい』  サラもそれを覚えているのか  絶対島を離れようとしなかった  どうする事も出来ないでいたケイトの家族達に、サラが四つ折にされた紙を持ってきた  それを読んだ家族等は、やれやれといった表情でそれを勇人に渡した  それは力強いケイトの文字だった
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