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チビ太さんの朝は早い。
なぜなら、母が、年寄りだからだ。
年寄りは朝が早い。
チビ太さんは、母が、5時に起き出し、屋上の花に水をあげるのを手伝わなければならない。
この仕事、夏は良いが、冬は辛い。
小一時間で肉球が芯から冷える。
氷のようだ。
仕方ないので、6時過ぎまで寝ている姉の背中や足で暖をとる。
チビ太さんは賢いので、冷えきった肉球を直接、背中に押し当てるのが、もっとも効率良く、足を温める方法だと知っているのだ。
う~ん。利口で、しかも器用だ。
流石だ。
チビ太さん。
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