新入り 

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「……………。」 「あんた、一応新入りだから、いろいろと仕事を覚えなきゃいかんよ。まあ、戻って来られればすぐだけど。あぁー、説明めんどくさいわぁー…」 千葉は、怠そうに欠伸をした。 「自分、何回同じ説明してんだろうか?あ、そろそろ話せるんじゃないかな?」 一瞬、千葉の表情が冷たく感じた。僕の目の前に 突き付けられた千葉の細い指は、僕を殺さんばかりだ。 「……………名前」
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