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そして、最後の1球!!
「!」
「!」
「!」
僕たち3人は息を飲んだ。
それぐらい、素晴らしいあたりだった。
打球は、センターに一直線。
見事なまでのホームランだった。
「フォームラン、大、大、大フォームラン。お見事、朝倉。ありがとう、朝倉 うっあさくら…」
アナウンサーの涙声で、僕も、鉄男も
そして、普段 野球を見ない、母も泣いた。
しかも、母は号泣といってもいい。
その時の母の気持ちが、今なら分かるが、あの時はわかってなかったんだ。
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