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「那由太~行くよ~!!」
母ちゃんは、僕を保育所に連れていく時、よくママチャリを使った。。
かあちゃんはいつも全速力だ。
「那由太は走れないかもしれないけど、かあちゃんが代わりに走ったげるから」
「那由太、気持いい?」
幼い僕は、返事ができない…。
それは、母ちゃんがすごいスピードで走るから、風で息ができない…。
気持ちいいどころか、恐怖と苦しさで息ができなかったと言ってもいいくらい…
だから、この記憶は鮮明に残っているような気がする。
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