幸子(さちこ)

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私は、見ず知らずの真理子さんに全て話したわ。 真理子さんは、事情を聞くと とりあえず、尚子さんに電話をしなさいって言った。 そうしないと、きっと警察沙汰になるからって。 私は、電話をかりて、朝一番に電話したわ。 尚子さんは、すごくあせっていて、帰ってきてくれなければ、困るって言ってたわ。 お腹の子の事が心配だって。 雄太にどう話せばいいのか…って。 でも、私は 「帰りません、友達の所にいるから大丈夫です。ありがとうございました」 って、切ってしまった。
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