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オレ、桑山剛、16歳
今年から恋恋高校に通うことが決定した野球少年だ。
幼い頃に親父に連れて行ってもらった野球の試合での、捕手の人の活躍を見て憧れて、やり続けている。
矢部
「桑山くん、野球部を見に行くでやんす」
彼は矢部明雄
入学式の時にお互い野球部に入るという仲間で友達になった。
桑山
「野球部の部室ってグラウンドだったよね?」
矢部
「そうでやんす。だから、早く行くでやんす」
あおい
「二人も野球部に入るの?」
桑山
「えっと・・・キミは・・・」
あおい
「ボクは早川あおい。キミの席の斜め後ろの席だよ」
桑山
「オレは桑山剛」
矢部
「オイラは矢部明雄でやんす」
桑山
「あおいちゃんはポジションどこなの?」
あおい
「ボクは投手だよ」
矢部
「女の子なのに野球部に入るでやんすか?」
桑山
「それは軽率じゃないかな、矢部くん」
あおい
「・・・・・とりあえず、野球部に行こうよ」
矢部
「そうでやんす。それが最優先でやんす」
桑山
「(いや、矢部くんが行きにくい雰囲気つくったんじゃ・・・・)」
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