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蒼い花はいつも目立たない花。
蒼い花はいつも一輪の花。
蒼い花はどの花よりも美しい…
でも 誰からも見てもらえない。
そんな花は 日が進につれ
蒼い花ビラを一枚づつ散っていった。
最後の一枚になった時
綺麗な紅い蝶が とまった。
最後の花ビラの上に。
紅い蝶は 蒼い花の蜜をすい
飛び立った。
その瞬間蒼い花は枯れ
いつしか地に還った…
その後 紅い蝶も 力尽き
同じように 地に還った…
その後 数年がたち
紅い蝶が地に還った場所に
紫色の花が 日向に咲いた。
*終わり*
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