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「じゃ未徠、また明日な!」
「おう」
俺はそう言って友達と別れた。家族にクリスマスプレゼントでも買っていこうと思ったその時、
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
悲鳴と共に一人の少女が空から降ってきた。
Гいった~。何でこんな時に翼を傷めるのよぉ!お尻打ったじゃない~!」
一人で何騒いでるんだ?
俺は不思議に思ったが、あまりにもお尻が痛そうだったので、声を掛けることにした。
Г…大丈夫か?」
Г大丈夫な訳無いでしょ!!これの何処が大丈夫に見え…………って、人間!?」
少女は相当驚いたらしく、元々大きい瞳をこれでもかというほど大きく見開いた。
Г…とりあえず、俺常盤坂未徠。アンタは?」
Г人間に教えるつもりは無いわ」
名前を聞くと、顔を背けて言い放った。
何処からどうみても人間だろ、アンタも。
そんな事を考えていると、
Г私を人間と一緒にしないで!!」
と怒鳴られた。
心読めんのか!?
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