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慶太を失った今でも、やっぱり満は幸せなのかも知れない。
多くの人との出会いが、満の生きる支えになっている。
寂しくて、おかしくなりそうな夜もある。
それでも、耐えられるのは、周りの仲間達が居てくれるからだ。
満は拳を握って、気合を入れた。
「なんだか、やる気がみなぎってきました。」
満がそう言うと、加奈子も満に負けじと言った。
「じゃ、私も満ちゃんに負けてられないな!!」
その日は、いつもより早くラインが回った。
「おい、お前ら、気合入れすぎて早く流れてきちゃうから、こっちが大変だよ。」
と言いながら、嬉しそうに笑った。
その笑顔が、満の心を満たしていく。
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