第一章

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朝いつも通り起き・・・る訳もなく部屋には今藤さんが居る。 しかも・・・朝ご飯とか作ってくれるし、どんだけ優しいんだよ。 「おはようございます。 ご飯美味しいです」 「おはようございます。 良かったです。 今から学校ですよね?送ります」 「雅樹と一緒に行くんで、 大丈夫です。 お気遣いありがとうございます」 「・・・そうですか。行ってらっしゃいませ」 「はい。行ってきます」 さすがに送ってもらうのも悪いし、雅樹が一緒に行こうって誘ってくれたし大丈夫だよな。 「はよー!」 「おはよう。朝から元気いいな」「幸博が元気ねーだけだろ!?そういえば・・・」 雅樹とたわいない話をしながら歩いてると、いつの間にか教室に着いていた。 彼方 Subject:無題 ー本文ー 今日、放課後裕の事で話あるから体育倉庫に来て。 ーendー 席に着き携帯を見てみたら・・・彼方からメールが。いつも絵文字だらけなのに珍しいな。とりあえず返信っと。 幸博 Subject:Re: ー本文ー 了解。 ーendー 彼方 Subject:無題 ー本文ー もちろんだけど、一人できてよ。ーendー 幸博 Subject:無題 ー本文ー 分かった。放課後にな。 ーendー 裕の事って何だろう。憂鬱だ。こういう時に限って、時間が過ぎるのも早く、気付けばもう放課後。 体育倉庫か~。早く行かないと彼方、短気だし怒るな。
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