第一章

2/14
前へ
/53ページ
次へ
「・・・俺何してんだろ」 次の日、学校を休む訳にも 行かず渋々学校へ行く俺。 「はよっ!昨日は裕と良かったな!」 「おはよう。・・・うん」 「元気ないな。どうした?」 「何でもないよ」 「?そっか。 何かあったら相談しろよ?」 「ありがと。・・・雅樹」 「ってかさー、一限目体育に 変更したみたいだぜ」 「そっか。俺、ちょっと体調悪いし保健室行ってくんわ」 「大丈夫か!?着いてこっか?」「・・・大丈夫。担任に言っておいて」 「・・・無理すんなよ」 昨日から食欲がなく フラフラしてる俺。 ・・・寝てないからかな。 ブーブーとなる携帯。 裕 Subject:無題 ー本文ー 今日俺の家に来い ーendー ・・・っ前までなら嬉しかった。 今じゃ辛いよ。 幸博 Subject:無題 ー本文ー 今日は無理 ーendー 短文で返し携帯をしまい保健室へ。 コンコン 「・・・失礼します」 「お前ふざけんなよ?」 保険医が居るはずなのにどうして「・・・裕」貴方がいるの? 「こっちこいよ」 「っやだ!」 「セフレの分際で何言ってんだ?足開け」 抵抗するも虚しく無理矢理服を 脱がされヤラレる俺。 「っ痛い!」 「嬉し涙かよ?」 何だか虚しくて泣いてしまった。それを嬉し涙と勘違いする裕。 「・・・っ雅樹に悪いと思わないのかよ!・・・彼方とあんな」 「はあ?あの二人とっくに別れてんぜ」 ・・・嘘。だって雅樹は元気そうだった。 「彼方が俺の事好きだから 別れてって昨日言った。 了承してくれたみたいだぜ?」 じゃあ雅樹は全部・・・知ってた?俺を気遣かってくれた? 俺・・・馬鹿じゃん。 「嫌だ!離せ!」 「暴れんなよ。うぜえ」 雅樹・・・ゴメン。 俺の嘘に気付いてたんだ。 雅樹も傷付いてたんだ。 結局その後も何度も犯された。 ただ・・・無性に虚しかった。
/53ページ

最初のコメントを投稿しよう!

159人が本棚に入れています
本棚に追加