招待状と100年の隔て
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分かってるのかいないのか、微妙な返事をする千種。 毎回返しているので文句は言わず、ため息だけをついて萬樹は自分の部屋に戻る。 そして、妹がいつもマンガを返す場所を見た。 いつも返す場所…、それは部屋の扉の近くにある1m程の高さの本棚の上に置いてある平積みされたラップの未開封の本、日に日に積み重なっていく本の上だ。 そこには、妹が借りていったであろう本が無造作に1冊置いてあった。
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