招待状と100年の隔て

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  その本を手に取り、読むためにベッドへ寝転んだ。   「そういえばまだ昼飯食べてねぇや…」   5、6ページを読んだところでマンガ用のしおりをはさみ起き上がる。   そして、昼飯を食べるため部屋を出ようとした時、あの茶色の手紙の事を思い出した。   「あっ!アイツにこれ聞いてみようかな………あれ?」   春萬樹は手紙を手に取りふと見てみると、その手紙には買い物を行く前に書かれていた黄緑色の文字、黄緑色の地図が消えており、2枚ともただの白紙ならぬ茶紙になっていたのだ。   疑問に思った萬樹であったが、妹にこれを見せた所でバカにされる事が目に見えていた為、手紙を封筒にいれ、机の引き出しに片付けた後部屋を出た。  
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