招待状と100年の隔て

15/39
前へ
/39ページ
次へ
  『…あぁぁぁ!!分からないぃぃ!!!!』   ドカーン!!!!と爆弾の効果音が特徴のクイズ番組に変えられ、ニュースの内容に見入っていた萬樹は不機嫌な顔になるが、そのままその番組を見ながらカレーを食べ始める。   「千種、俺の部屋のコタツの上に置いてあった手紙見た?」   「ん?見てないけど…、それがなに?」   「……いや何でもない」   置いてあった場所がちょっと違った気がしたんだけど、勘違いだったか…とカレーをたいらげた萬樹は流し台にお皿を置き、そのまま部屋へと戻った。  
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加