招待状と100年の隔て

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  自分の部屋に戻た萬樹は、ベッドで先程読んでいたマンガの続きを読み始める。   だがやはり、手紙が気になるのか机の引き出しをチラチラと見る。   「そう言えば、招待状に日時が書いてあったような………」   ヤベ思い出せねぇ…とブツブツと呟く萬樹。   マンガの続きを読み始めても、何故か手紙の事、日時の事が気になり集中出来ない。   いてもたってもいられなくなった萬樹は、引き出しから今となっては白紙ならぬ茶紙と封筒を取り出し、何か手がかりがあるやもしれない例の黒い壁へと向かった。  
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