招待状と100年の隔て

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  「…ん~…!んあ…?」   土曜日だからということで昼過ぎまで寝ようとしていたのだが、10時を過ぎたころでバイクの音によって目が覚めてしまった。   郵便受けに何かを入れると、バイクは甲高いエンジン音を鳴らし去っていく。   途中何度も止まっていた為、他にも郵便があるのだろう。   何が届いたのか確かめようと玄関を出て、家の塀にある郵便受けに届いた封筒を取り出した。   「俺宛か、差出人は…………書いてない…」   その封筒には『春萬樹様』と書かれその他は何も書かれていなかった。  
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