招待状と100年の隔て

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  「ここって…」   確か見覚えがあった。   自分の机の本棚から地図帳を出すと、机の上ではなく布団のないコタツの上でそれを開く。   「えっと…、……………んー………あった!」   地図を指でたどりながら何ページかめくっていくと、正五角形で黒く塗りつぶされたように書かれた所で指がとまる。   「近くじゃん!ってか、まさかアレか…?」   視線の先には窓から見える、少し遠くの方にあった、高くそそり立つどす黒い壁の様なもの…  
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