招待状と100年の隔て

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  いやお前の方がうるせぇ!と突っ込むが、実は俺も明日香の事は気になっていたりもする…   「そういえば、俺の家に変な封筒が届いたんだけど、差出人無しの封筒」   「あ、それ俺ん家にも届いてたぜ?中見てみたけどただの茶色い紙だけしか入ってねぇしな。何だったんだろうなアレ、気味悪い…」   「それって何か書いてなかったのか?」   「いや、何も書いてなかったような気がするけど………あっ!ヤベっ!もうすぐ『明日の天気は晴れちゃうぞ』が!!……スマン!俺もう帰るわ!ばいちゃー!」   「また『あすたん』かよ!毎回録画してるのにリアルタイムで見るのか?」   佑佐は萬樹のおちょくりの言葉に応えるように、中指を立てて上をむけ『殺す』のサインを出し帰っていった。  
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