43人が本棚に入れています
本棚に追加
/88ページ
まだ接客に慣れなくて、積極的にお客さんと話せないでいた 週末の金曜日…カレは来た…。
お店の常連さんらしく、女の子達から親しみを込めた愛称で呼ばれてた。
一人で来たそのカレは入り口から一番近いカウンターに座った。どうやら、そこが定位置らしい。その後も来るたび、誰かが座ってない限り、いつもの場所に座ってたから…。
週末はいつもお店の中は人が溢れてた。
その日も、ママから「新しい子入ったから」って紹介も含めて、カレに付くことに…。
第一印象は[怖そう]だった…。
うつ向き加減で…話しも全然弾まない…。隣の席についてた女の子にフォローしてもらいながら、四苦八苦…。
(どうしていいかわかんない…)
って思いながら、相手の反応を見ながら話す…。何個目かの話題で映画の話に。やっとカレの反応が良くなった。 ホッとして話を広げようと懸命になった。そのかいあって、やっと打ち解けた。たまたま、アタシの好きなビテオとカレの好きビテオが同じだったから仲良くなれた。
って言っても、カレにはお目当ての子がいてアタシにも付き合ってる人いたから、特別な感情持ってなかったんだけど…。
最初のコメントを投稿しよう!