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それが精神ではなく肉体に傷をつけることだった。
もとからそいつの腕には沢山傷があった。
その腕を使ってそいつは実演してくれた。
そいつの腕から流れ出る真っ赤な汁はうちを興奮させた。パタンとベッドに倒れ、そいつは凄く快感な顔をしたまま動かなくなった。
別に関係ない事なので何もなかったようにその部屋を出た。
うちは家に帰ってすぐにやってみた。
いつ死んでもいいけどとりあえず死なない程度に刃物を腕に入れる。自分の腕から流れるそれを見ると生きてる心地がした。
そしてこれはうちの癖になった。
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