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百合ちゃんと過ごす日々は永遠だと思ってた。
でもそう簡単に願いは叶わなかった。
本当に突然だった。
1月末。百合ちゃんは、星になった。
『ママ?どうして百合ちゃんいないの?』
今でも鮮明に覚えている母の泣き顔。
『咲夜。百合ちゃんはもういないの。会えないの。』
幼い私でもわかる。親友をなくす悲しみ。
本当はわかってたのかもしれない。<死んじゃったんだって>
『会えないって……?』
わかってても信じたくない。
幼稚園の仲間は別に泣いていない。
どうして友達がいなくなったのに涙一つ流さないのだろうか…?
私は涙を静かにこらえていた。
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