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一晩考えて、私は慎に謝りに行くことにした。
朝のホームルームがおわり、私は慎のクラスへとむかった。
「ちゃんと謝らなきゃ…」
私はどんな顔をして謝れば良いのかわからず、ドアの前で立ち止まっていた。
すると、
廊下の奥から慎が歩いてきた。
私はすぐに声をかけようと……
「慎、やっぱりお前最高ーっ!」
慎の隣には一つ上の男の先輩がいた。
「仲良さそうだなぁー……」
なぜだか、心が痛かった。
「佐藤先輩、笑いすぎっすよ!!ひどいです!!」
慎に佐藤先輩と呼ばれた先輩と慎はとても親しげで、綺麗という言葉がお似合いにみえた。
(慎はああいう綺麗で大人な男先輩が好きなのかな??中学のときは、美人な男の先輩と付き合ってたし……。)
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