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「あ、お姉ちゃん、お帰りなさ……!」
「よっ!弟くん!」
優の弟くんはちょっと面食らった顔で俺たちを向かえてくれた。
姉弟そろって、驚いたときの顔がそっくりでつい笑いそうになった。
「それじゃ、また明日ね!」
「はいっ、また~っ!///」
互いに手を振ったときだった、
「え、帰っちゃうんですか?家よってけばいいのに?」
弟くんの意外な言葉が耳に飛び込んできた。
「ななななにいってんのよ!」
「だって、最近送ってもらってるから、お礼に……」
「ど、どうしよう……💦部屋散らかってる!!」
なんだか、優があわてふためいていたので
迷惑をかけるのは嫌だったし、(本当に残念だけど)せっかくの誘いを断る事にする。
「嬉しいけど、実はもうそろそろ帰らなきゃいけないんだ」
「そ、そうですか……残念です」
「次は部屋が散らかってないときに誘ってくれよ」
「~~~~~~っ!!///」
優は顔を真っ赤にして固まった。
なんだか可愛かったのでとりあえず頭をなでた。
「せ、先輩?!///」
「じゃあ、またね」
いまいち距離が縮まんないなぁー、
と思ったついこの頃であった。
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