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岡村先輩の隣で、
頭が良くてイケメンで有名な碓氷先輩が笑いながら言った。
それに対して岡村先輩は顔を真っ赤にして言い返す。
「それぐらいで、俺はショックうけねーよ!」
「はいはい、分かったから!」
碓氷先輩は岡村先輩をなだめるとまやに向かって言った。
「ねぇ、マヤ。今からシャトル買いに行くトコロなんだけど、一緒にいこうか?」
「はいっ!わかりました!」
「わかりました!じゃなくて、『うん!』でいいって言っただろ?」
「あっ、わか…じゃなくて、うん!」
(あ、まやってば、顔赤い!!)
「じゃ、そういうわけで、二人で行くから司は部室に残ってて良いよ」
「あ、うん、わかった!」
まやは私に軽く手をふると碓氷先輩と二人でシャトルを買いに行ってしまった。
「まやって、先輩達となかいいんですね…いいなぁ」
「まぁ、あいつら付き合ってるしな」
「えぇっ?!そうなんですか!!」
「たしか、豪が一目惚れしてコクったらしいよ」
「知らなかった~!岡村先輩は恋バナに詳しいんですね!」
私がそういうと、少しムッとした顔で先輩が強くいった。
「司!!!」
私は意味がわからず、朝の慎のようなマヌケな顔をした。
「…えっ…??」
「司!!!!」
「えっと…、つ…司…先輩?」
私がそういうと、おか…司先輩は満足したようににっこり笑った。
「今日は部活終わったら一緒に帰ろうか♪」
私はその誘いが嬉しくて笑顔で答えようとした。
でも、昨日のコトが蘇り周りを見渡した。
(…よし!!、慎は外周でいない!)
「じゃあ、お言葉に甘えて…///」
私は少し顔を赤らめて言った。
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