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恭「死神の掟とかないの?」
神「死神は死の神だぞ神とは頂点に立つ者だ。掟なんて守るわけない」
ん?
恭「…て事は…死に神は神使君しかいないの?沢山いないから好きにしてるんだよね?」
神「当たり前だろ
神の意味がなくなるじゃないか」
私の死神イメージと違う…
てか世界で一人しかいない死神に会えるなんて
私運が良いわ
恭「ちょっと安心した
私もっと冷たくあしらわれると思ったから」
神「…俺はいつも気分で行動してるだけだ」
冷たく澄んだ瞳が全てを見透かすように細められた
神秘的な雰囲気が心地いい…
こんなに話神使を見るのは初めてで
私は死ぬ前に特をした気分になる
そのまま神使から離れようとした時―…
神「俺は昨日初めて自分から人に話かけた」
恭「??」
私に話た時か…
神「前からおまえが常々不思議だった
人から放たれる欲が気分悪くないんだ…
人間なら絶対あるはずの気分悪くなる欲の感情をおまえから感じない」
私にも欲はある
睡眠欲、食欲、性欲
出来るなら金も権力も苦労せず手に入れたいとか思う
神使と違って醜く汚れた魂の一つだけど
神である神使に私の魂の汚れが不快でないと……
恭「それは嬉しいね」
うん
顔がにやけちゃった
神「だからずっと…
話かけたいと思ってた
何故か知りたかったから
そしたら俺しかわからない死の匂いがしたからそれを話題にしただけだ」
恭「まるで神使君が私に恋してるみたいだね」
死神相手にだいそれたジョークを言ったのは認められたようで嬉しかったから
本当に恋してるなら
不器用過ぎるしね
てか無反応?
こういう冗談嫌いそうだもんね
神「そうだな
多分これは恋だ」
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