74人が本棚に入れています
本棚に追加
私から神使に話かけるのはこれが初めて
恭「そろそろ死ぬっていつ死ぬの?」
てっきり言い渡された瞬間に死ぬのかと思ったから
一日たった今日の帰り道聞いた
神「さーね
俺はおまえの死を見届けるだけ
死の匂いが強い人間に纏わり付くだけだから」
恭「意味あるの?それ」
神「さぁ…
人の死を見取ると
凄い気持ち良いよ
だけど人間の持つ欲を感じると吐き気がする」
無表情の彼は私の目を見て話す
綺麗な顔だな
死神って神様な訳だから本当は触れる事も話事も恐れ多いんだと思う
様子を伺いながら1番の疑問を聞いてみた
恭「死ぬなんていちいち言わなくても良いんでしょ?
何で言ったの?」
死ぬなんて死ぬ人に言ってたら
死神の存在は実在すると皆知ってるだろうから…
死「さぁ…あんたの反応見たかったんだけど…予想以上にびっくりした」
びっくりした顔に見えなかったけど…
最初のコメントを投稿しよう!