残念なお知らせ

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残念なお知らせ

「えー、皆さんに残念なお知らせがあります…」 3年B組の担任である坂本先生は教壇に着くなり、そう言った。 騒いでいる奴は既に居ないが、まだ昼休みの喧騒が空気として残っている五限目の授業の始まりのことだ。 俺は苦手な英語の教科書を用意することもなく、ただ今日も通り過ぎるであろう英語の授業を待っていたにも関わらず、担当教科が日本史である坂本が入って来たこと自体にキョトンとしたが、彼の一言目
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