18人が本棚に入れています
本棚に追加
君の声
君の声は
綺麗で
美しくて
汚い僕は聞きたくなかった
君の声を聞く度に
自分が如何に
惨めで
情けなくて
汚いことがよく分かった
僕は君が嫌いだった
………でも
いつの間にか
君が声をだす度に
もっと聞きたい
もっと喋って欲しい
そう思うようになった
僕の声が君に届けばいいなと
君の声で僕の名前を呼んでくれたらいいなと
そんなことを願った
…………もう、
遅いのに…
最初のコメントを投稿しよう!