プロローグオブエイト

6/7
前へ
/29ページ
次へ
馴れ馴れしい亮に 始めは戸惑って、イラついて あいつらと同じやと思ってた。 けど、ギターを弾きはじめた亮は 驚くほど大人びて、それでいて キラキラしていた。 好きなことを好きなだけやる。 そんな気ままなこと 出来るわけないと思っていたのも 亮を見て出来ることをひしひし感じて。 どこか羨ましくて、少し、妬んだ。 黄『お、この前の奴やん!  どうした?何か欲しいんか?』 キラキラした瞳で駆け寄り 素顔な俺を見て笑う。 無愛想に目線でそのギターを指しても ニヤニヤ笑ってそれを手に取る。 『Taylor、中々ええやん…  …沢山ぶちまけてやってや?』 多分、亮が思うより ぶちまけているんだろうけど。 、
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

457人が本棚に入れています
本棚に追加